オーストラリア・ゴールドコーストで開催された世界アルティメット選手権大会の日本代表チームのトレーナーとして帯同させて頂きました。
サッカーでいうところの4年に一度のW杯となるこの大会。
2020年は新型コロナウイルスの影響で中止となったため、2016年以来8年ぶりの開催となりました。
2016年大会では日本代表は決勝戦まで勝ち上がり、アメリカ代表と戦った末に準優勝となりました。
今大会も日本代表は世界一を目指して2023年から選考会や国内強化合宿を重ねて挑みました。
予選リーグではベルギー、オーストラリア、アメリカ、コロンビアに敗戦し厳しい戦いが続きましたが、なんとか決勝トーナメントのベスト8をかけたニュージーランドとの試合に勝ち、準々決勝進出できました。
そして、準々決勝の相手は予選で負けたベルギー(今大会ではアメリカと並ぶ優勝候補の一つとされていました)
しかし、一度負けたことで吹っ切れた日本代表は「気合い」がチームの雰囲気に充満。
「絶対にベルギーに勝つ!!!」とチームが一丸となりました。
序盤は優勢に進んだものの、ベルギーの反撃に逆転を許し、11-14というスコアになり、あと1点取られたら負けという状況になりました。
これ以上ない危機的状況でしたが、「気合い」十分な日本代表は諦めることなく戦い続け、なんとそこから一気に4点連続得点し15-14で勝利を手にしました。
スラムダンクの山王戦さながらの死闘で会場は大盛り上がりとなりました。
続く準決勝も予選で一度負けたオーストラリア。
開催国でホームのオーストラリアを相手にしても日本代表の勢いは続き、14-8で快勝し決勝戦に進むことができました。
「気合い」は最高に満ちた状態で決勝戦に挑むも、アルティメット最強国のアメリカに敗北を喫し2大会連続の準優勝となりました。
決勝戦は悔しい結果となりましたが、世界大会2大会連続準優勝という結果はとても素晴らしい結果だと思います。
どんな状況でも諦めることなく戦ったチームメンバー全員を誇りに思います。
また4年後に再挑戦するメンバー、この大会を最後に代表活動を終えるメンバー、様々いると思いますが日本代表として戦う意志を紡いでまた世界に挑戦してほしいと思います。
選手の皆さん、監督、コーチ、スタッフ陣の皆さん、心から感謝いたします。
また、今回の大会を温かい言葉で応援してくださった患者様の皆さまにも御礼申し上げます。
この経験をまた日々の仕事に生かして地域の皆さまのお役に立てられるように頑張ります。
今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。